遺伝子検査でここまでわかる!?遺伝子検査とは?
21世紀に入って急速に進んでいるのが、この遺伝子を用いた先端医療、遺伝子検査です。
人の設計図(ヒトゲノム)がわかったのが2004年のこと。
そこから十年以上がたち、遺伝子検査でわかることはどんどん増えてきています。
その一端を見てみましょう!
そもそも遺伝子検査とは?
親と子が似ているのは、遺伝の影響なんだということは中高の生物でやったことがあるでしょう。
そして、その遺伝を引き起こすものとして、
自分の身体的特徴を決める設計図として、
親から子へ代々受け継がれていくものが遺伝子(DNA)と呼ばれるものです。
そして、一人一人違う遺伝子を解読することで、生まれながらにして持つ病気のなりやすさや体質を調べることができるんです。
それこそが、遺伝子検査(DNA検査)だというわけですね。
遺伝子検査のやり方
人間ドックのように大きな病院に行って、1日かけて検査をする・・・
なんてことはありません。
最新の遺伝子検査の方法はとっても簡単。
唾液を採取する、これだけです。
今の時代、2~3万円前後で遺伝子調査キットを買うことができます。
これを使って唾液を採取し、調査機関に郵送することで、様々な診断項目を埋めた診断結果が帰ってきます。
昔は1兆円かかると言われていた遺伝子解読もこんなに簡単になっているんですね!
遺伝子検査で何がわかるの?
遺伝子検査でわかることは多岐に渡ります。
列挙すれば、
ガンなど各種疾患の発症リスク
薄毛やAGAの可能性
肥満や肌質などの遺伝的体質
アルコールの耐性など健康に関することから、
自分の祖先がわかるといったものまであります。
実際に遺伝子検査を受けて予防のための行動を行った例として有名なのは、ハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが両乳房切除をしたというニュースですよね。
彼女は、遺伝子検査の結果、乳がんになる確率がこのままだと87%あると言われたことが大きなきっかけとなって両乳房の切除を行ったそうです。
ただ専門家によりけりですが、遺伝子検査の精度は大した事がないという意見もあります。
さらに、こうした重大な病気の可能性を知ることによる精神的負担や、重大な個人情報を一企業に提供してしまう危険性など、デメリットも多くあると言われています。
しかし、多くのサンプルが集まり、研究が進むにつれて精度は上がっていくものと見られており、予防医療としての信頼が高まっていけば、遺伝子検査がもっと幅広い領域で使われるのは間違い無いでしょう。
私たち学生が大人になる頃には常識のように行われている可能性もありますね。
おわりに
いかがでしたか?
遺伝子検査は実はもう私たちの手の届く範囲に来ているんです。
実際にやるべきかどうかは別にして、こういう技術があり、これからの社会で使われていく可能性が高いことは知っておくに越したことは無いでしょう!
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