お金の基礎知識を学生のうちに学ぶべき理由とは?
21世紀の資本主義社会を行きていくためには欠かせないお金。
高校生や大学生になる頃から、自分で稼ぎ、自分で使いながら、お金との付き合い方を学んできたと思います。
しかし、大人になる上で必要な「お金に関する基礎知識」(マネーリテラシーとも呼びますね)はもっと多岐にわたり、
そしてその全てがあらゆる人間にとって必要なのに、学校では教えてくれず、
自分で学ぶしかない状況になっています。
また、おかしなことに、学生がお金のことを学ぶ場所はなかなかないのに、学生のうちにそれを知っておくメリットはとても大きいです。
知らないだけで損をしないよう、一つずつ学んでいきましょう。
お金に関する基礎知識とは?
さて、そもそも「お金に関する基礎知識」とはどこまでを指す言葉なのでしょうか?
もちろん正式な定義はありませんが、このメディアでは3つに分けて考えていきたいと思っています。
その3つを説明しながら、それを学ぶ理由を一つずつ紹介していきましょう。
投資・金融関連のお金
まず最初に説明するのは、投資に関するお話。
投資と聞くと怖い、リスキーなどのイメージを持ってしまっているかもしれません。
しかし、銀行に預けてもほとんど金利がつかなくなってしまった今、資産運用をしていくことが、老後のお金の心配をなくすためには必要不可欠と言えるでしょう。
そのためにリスクを低く抑えつつ、長い目で見て着実なリターンを得る投資をしていく方法をしっかりと学んでおく必要があるんです。
そして、学生が早いうちに投資を学んでおくべき大きな理由があります。
それは、投資は長期で行うもの=1年でも早く投資を始めることが数十年後数百万円の差を生むことも起こりうる、からです。
詳しくは後々、複利という概念を説明する際に解説することになるかと思いますが、少しでも多く利益を得るために、社会に出る前に勉強しておく必要があるんです。
税金や年金など国が絡むお金
お次は、日本国民として日本で生きていく以上避けられない、税金や年金の話です。
「確定申告」「所得税」「国民年金」「医療保険」などなど聞いたことはあってもよくわからない言葉って実は多くないですか?
学校でこういうものがあるということを習ったとしても、詳しいところまで教えてくれませんよね。
ですが、何も知らずに言われるがままお金を納めていては、損してしまうこと間違いなしです。
悲しいことに、税金など国に納めるお金は「無知な人からお金をより多く徴収する」ために「複雑で分かりにくい」仕組みになっています。
だから、税理士などの専門職が存在するんですね。(税はみんな払うものなのに、冷静に考えたらおかしなことだと思いませんか・・・?)
もちろん税理士などに匹敵する高度な専門的知識を持つ必要はありませんが、自分が損をしているかしていないか判断できるくらいの基礎知識は学んでおくことに越したことはないんです。
ローンや貯蓄・節約なども含む資金計画
投資や税金のいろはが分かれば、
これからの人生で使うお金はどれだけあるのか
どれだけのお金を稼ぐことができるのか
どれだけのお金を国に納めるのか
そして、どれだけのお金を貯めておくべきなのか を考えることができるようになります。
このような計画のことを資金計画と呼び、人生100年時代と呼ばれるように長い人生を送っていく私たちには必須のもの。
だから、学生のうちからある程度イメージを持っていることが大事なんです。
マネーリテラシーが不可欠な世代
長寿化にプラスして、ほぼ無い金利・少子高齢化・人口減少・年金制度の見直しなど様々な社会の変化が起こる21世紀を生きていかなくてはならない私たちの世代は、親の世代よりもそのまた上よりも、お金との付き合い方を考えていかなければならない世代と言えます。
しかし、この事実は決して悲観すべきことではありません。
逆に言えば、しっかりとお金の使い方を考えて、資金計画を立てていれば、お金に困ることのない幸せな人生を送ることができるということです。
しっかりと勉強して試行錯誤できるのも、時間がある学生のうち。
一つ一つ学んでいきましょう!
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