学生が知っておくべき投資のこと〜投資とは〜
「投資で数百万の資産を作ってて」
「不動産投資やってんだよね」
「仮想通貨最近始めてさぁ」
大学生にもなるとそんなことを言っている知り合いがいるかもしれません。
今まで縁遠い世界だと考えて触れてこなかったであろう投資。
しかし、これから長い人生の資金計画を立てる上で、投資を知っていると知らないとでは数百・数千・数億の違いが生まれてきてしまいます。
文系も理系も、学生のうちに基礎知識として身につけておくことに損はありませんよ!
投資とは
正直筆者も何も知らない頃は。投資=お金を増やす魔法くらいに思っていました。
確かに大きく外れているわけではありません。
投資を簡単に表現すると「増えるか減るかわからないけど、価値が高まりそうなものを買っておき、将来お金に変える」行為、といったところでしょうか。
「時間軸を含めて考える転売」と言い換えることもできるでしょう。
分かりやすく理解するために「消費」と比べながら考えてみましょう。
消費の場合
今ここに、1000円があったとします。
この1000円でお昼ご飯にカレーを食べたとします。
当然ですが、このカレーはその後、転売などを経てお金に変わることはありません。
つまりこのカレーに支払った1000円は消えて無くなってしまう。
だから、消費と呼ばれるわけです。
金融における投資の場合
例えば、同じ1000円を買えるだけドルに換金するとします。
もし、そして一週間後、円安になったタイミングでそのドルを円に換金すれば、
1000+α円が返ってくるわけです。(手数料・税金等々は考えていません)
ただ、もちろん円高になって損をしてしまう可能性もありますが、消費のように消えてしまうことはないですよね。
このようにリスクを取りながらもお金を投資対象(株式・通貨・債権など)に替えて、その取引で利益を狙うのが金融における投資なんです。
経済学における投資の場合
最後に私たちがこれから学ぼうとしている概念とは少し異なる、経済学における投資という概念を紹介します。
それは簡単に言えば「世の中に価値を生み出すモノにお金を替える」こと。
例えば、1億円で工場を作ったり、
10万円でパソコンを買ってアプリを開発してみたり、
ただ消えてしまう消費とは違い、将来的に価値を生み出すモノにお金を使うことが投資なんです。
さらに、勉強や教育にかかるお金も自己投資と呼ばれ、投資の一つとされています。
投資をする意味
仮に投資をしないとすると、どういう状況になるか考えてみましょう。
その場合、これから稼いだお金を銀行に置いておくことになりますね。
しかし、マイナス金利とも呼ばれる超低金利な現代では、数十年単位で預けていてもほぼ増えません。
(例として0.02%の金利だとすると、100万円預けても一年で2000円しかつきません。
下手したらATMの手数料とトントンくらいになっているかも・・・)
※金利に関しての説明はこちらの記事にて。
さらに現代社会では、インフレという現象も起こります。
インフレとは、物価が上がる=お金の価値が下がるということです。
数十年後、牛丼一杯1000円の世界になっていたとしたら、資産が実質的に減っていることになりますよね・・・
ただ預けていても価値が下がってしまうかもしれないお金をしっかりと貯蓄するためには、ただ大事にしまいこむのではなく、ある程度増やしていく方策を取らなくてはいけないわけです!
おわりに
投資という概念と、それを始める理由・意味をしっかり理解した上で、
具体的にはどうやって始めるのかの説明に入っていきましょう。
そのために、まず投資対象にはどのような種類があるのか学びましょう!
中には数千円や数百円で始められるものもあります。
こちらの記事にて説明していますので、ぜひご覧になってください。
0コメント