初心者にオススメの投資、それぞれの特徴を一覧で紹介!
投資とは、リスクを承知の上で、ある金融商品に対してお金を使うことを言います。
なので、今現在、投資の対象となる金融商品はどんな種類があるのか押さえておく必要があります。
この記事では、投資における儲け方と投資対象の二つの視点から投資を学ぶことにします。
儲け方の違い
投資の儲け方、つまり収益が生まれる仕組みは、大きく分けて2種類あります。
「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」です。
大雑把に言うと、前者は配当金などを狙う投資方法で、後者は売買における価格差を利用した投資方法です。
インカムゲインとは
インカムゲインとは、資産・金融商品を保有することで得られる、定額的で安定的な利益のことを指しており、株式における配当金や、債券の利息などがこれにあたります。
つまり、持っているだけで安定的に利益が得られるものです。
さらに、投資の元金が減らない=損失を被りづらいと言うメリットもあります。
ただ、デメリットとしてはリスクが少ない分、得られる利益が少額であることが挙げられます。
下手をすると、元本割れしているケースもあるので侮れません。
キャピタルゲインとは
キャピタルゲインとは、買い時点と売り時点における価格差を利用して利益(売買差益)を得るもので、株式や為替取引がこれにあたります。
簡単に言えば、安く買って高く売る転売と同じようなものです。
この場合、価格は大きく変動するので、うまくいけば大きな利益を得ることができますが、
下手をすると元金よりも大きな損失(キャピタルロス)を生んでしまうというリスクも秘めています。
金融商品全8種一覧!
ここからは投資対象となる金融商品を一挙に紹介していきます!
株式投資
ハイリスクハイリターンの代表的な投資と言えます。
企業が発行している株券の売買によるキャピタルゲインを狙う金融商品です。
株価は経済情勢の影響を受けて大きく変動しており、リスクは大きいですが、保有金額を超える損は生まれないのが特徴です。
ただ、株保有者に対する配当金や株主優待はインカムゲインにあたり、こちらを狙うのも戦略の一つです。
投資信託
リターンもリスクもそこそこと言える投資です。
こちらは、証券会社に属する投資のプロにお金を預け、そのお金で株や債券を組み入れて運用してもらうもので、知識のない初心者にオススメの投資となっています。(アクティブファンドとも言う)
ただし、手数料が高くつくのはデメリットと言えます。
なお、上場投資信託(インデックスファンド )と呼ばれるものもあり、こちらは手数料が安く抑えられたローリスクローリターンの投資となっています。
インデックスファンドは、数千円から始められるなど運用コストも低いため、長期の資産形成に向いており、学生が始めるべき投資の一つと言えます
債券
リスクとリターンが低く抑えられているインカムゲインを代表する投資方法です。
平たく言えば、国や企業にお金を貸し付けて、その利子を得るのが目標です。
一般企業に貸し付けるものは社債と呼ばれ、企業によって利子や保有期間が異なってきます。
満期まで持っていた場合の利子、または途中で売却した時の売買差益を狙います。
発行元企業が倒産してしまうと返ってこなくなるのがリスクですが、企業を選べばその心配はありません。
なお、倒産リスクが一番低いのが国に貸し付ける国債で、最低でも0.05%の金利保証が付いているので、銀行預金よりも高い金利で運用したい人向けのローリスクローリターンな投資と言えます。
日経平均先物
こちらは、先物投資と呼ばれる非常にハイリスクハイリターンな投資方法です。
今までの投資では、金融商品を購入する時にお金を払っていましたが、先物取引というのは、ある期間経った後この商品をこの価格で買いますよという契約を結ぶ取引のこと。
そして、現在の価格と未来の価格の差で儲けを出すキャピタルゲイン型の投資です。
例としては、今1万円の株が1ヶ月後に1万5千円になっていると予測し、1ヶ月後に1万円で買うという契約をすることで、5千円の利益を得るという仕組みです。
日経平均先物というのは、将来の株価を予想して投資する先物取引の一つで、非常にハイリスクなので、初心者にはオススメできない上級者向けの投資です。
FX(外国為替証拠金取引)
こちらは、外国為替における先物取引のこと。
例としては、今1ドル100円で、1ヶ月後に1ドル120円になっていると予想して、1ヶ月後に100円で1ドルを買うと言う契約を結ぶことで20円儲けるといった仕組み。
初心者でも聞き覚えがあるので、気軽に始めがちですが、こちらもハイリスクハイリターンなので、初心者にはオススメできません。
不動産投資
マンションなどの不動産を購入し、その家賃・賃料を収入とするインカムゲイン型の投資です。
長期で安定的な収益をあげられ、節税効果もあるメリットの多い投資です。
デメリットとしては、長期保有が前提となっており、金利が上昇すればローンの返済額がかさむというものがあげられますが、それを上回るメリットが多く、人気の金融商品です。
なお、不動産で行う投資信託(REIT)という方法もあり、こちらは少額にて始められるので、個人投資家には非常に人気が高い商品となっています。
仮想通貨
最後に今までの通貨とは全く毛色の違う、テクノロジーが産んだ新たな通貨である仮想通貨についてです。
仮想通貨に関する詳しい説明は別の記事に譲りますが、
少額からでも始められる上、これからどんどん価値が上がっていくと予想されるので、
早いうちから手を出しておくべき金融商品と言えます。
ただ、もちろんちゃんとその仕組みやメリットを学んだ上で始めましょう。
おわりに
投資の種類や特徴についてズラーっと述べてきました。
何も知らなかった人はある程度、投資の世界の霧が晴れたのではないでしょうか?
ただ、これを読んで投資をいきなり始めるのはNGです!
もっとこのメディアやネットの情報、本などを調べて、基礎知識をつけた上で投資に臨むのが、投資で失敗しないためには不可欠な姿勢ですからね。
この次の記事では、もっと具体的に投資の方法を考えていくので、ぜひご覧になってください。
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